あんざんというパートナーをすべての子供たちに ～世界でも広がりを見せているそろばん教育～
世の中は、益々計算力が必要になってまいりました。
世界を見渡しますと、いろいろの国でそろばんが根付いています。
東南アジア、中近東、アメリカ、ブラジル、トンガ・・・。
そろばんの世界は、日本から世界への広がりと中国から世界への広がりがあります。
東南アジアには中国から学んだマレーシャ人が中心となり東南アジアから中近東まで瞬く間にそろばん教室ができました。
昔からでなく、ここ10数年の間です。
ヨーロッパにも日本のそろばんが紹介されています。
ただヨーロッパの数詞が10進数と違うためなかなか浸透しにくいようです。
しかし、イギリスにそろばん教室があり、ドイツにもそろばん教室が出来ています。
そのドイツでそろばんの良さを知った数学者がドイツの数詞を10進数に変えようと取り組みを始められました。
ハンガリーでは、小学校の授業にそろばんを取り入れる学校が多くあります。
ハンガリーでは1991年に小学校の先生32名が英国在住の日本人女性の指導でそろばんを習得しました。
そして、小学校に定着していきました。
今も大学で教員志望者に講義がなされています。
多くの指導者を送り出しています。
また、毎年4月末に全国そろばん大会が開催されています。
私も3度、大会と小学校での研究授業を見学しました。
ハワイ、アメリカ本土や、ブラジルで多くの生徒を集めている日系人の教室もあります。
トンガのようにそろばんを理解された王様自ら自国の小学校教育にそろばんを取り入れた国もあります。
